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Skeb Inc. CEO なるがみ氏、NFTクリエイターらを猛烈批判「大馬鹿者」と題したNFTを出品 ― イケハヤ氏批判

このところ、「なるがみ」という人物が、NFTに取り組むクリエイターや、イケハヤ氏らを批判して物議を醸している。
経緯は以下のツイートの通り。

なるがみ氏 @malgami
Skeb Inc. CEO, & SOTOKANDA Corp.

なるがみ氏、公然とNFT業界人を痛烈批判、イケハヤ氏を名指し

https://twitter.com/kanerinx/status/1449979124261351424

これに対し、なるがみ氏は沈黙を貫いていた。

なるがみ氏、「GreaterFool.NFT」(大馬鹿者)というNFTアートを出品

出品されたNFTはこちら:OpenSea

https://twitter.com/kanerinx/status/1454019517936328706

NFT作品に記載された、なるがみ氏の声明文はこちら

なるがみ《GreaterFool.NFT》
2021年
NFT、ピクセルアート、Webサイト、契約書
サイズ可変
所有: 少なくともNFT所有者ではない

24×24ピクセルのドット絵(ピクセルアート)に紐づいたNFTを作成し、大手NFT販売サイトでオークションに出品します。
このドット絵はクラウドソーシングを通して1万円の報酬で発注したものです。
2021年10月時、NFTアートのうちコンテクストを持ったアートは決して多くありません。
NFTについて売買金額ばかりが取り沙汰された結果、出品者も購入者も仕組みをあまり理解しないまま、誰かが高値で買ってくれるだろうという共同幻想を持つグレーターフールセオリーになりつつあります。
私は日本最大のアートコミッションサービス「Skeb」の創設者です。検討の結果、SkebではNFTの導入は見送ることにしました。
本作品の一部であるNFTがオークションで落札されるまでの一連の流れを通して、NFTアートが抱える問題を提起するとともに、NFTをアートのメタ情報を格納するコンテナとして使うのではなく、NFTをカンバスや粘土といったアートの素材、一部として用いる使い方を提案します。
本作品に関する議論が興り、NFTアートに関する理解が進むことで、アーティストがNFTを投機としてではなく、新しいアートの表現として取り入れていくことを切に願います。

NFTアートにまつわる誤解と問題 1. NFTとはそのトークンを所有していることを証明できるのであって、紐づいたアートの所有権や著作権を証明することはできません。 1. NFTはアートのコピーを防ぐ技術ではありません。NFTにはアートに関するURLやアートのデータのハッシュ値が記録されており、原則誰でもアートを閲覧することができます。 1. NFTに記載されたURLのサーバー上からコンテンツが削除された場合、アートを閲覧できなくなる可能性があります。 1. 購入者や入札者の匿名性が高く、価格操縦やインサイダー取引を容易に行うことができます。その背景には、法的規制が乏しいこと、本人確認が不要であること、ウォレットを誰でも何個でも作成が可能であること、ビットコインミキシングサービスの存在があります。 1. NFTがアーティストに収益が直接還元される技術であると謳いながら、アーティストに対して安価かつ大量にアートを発注し、NFTに紐付けることで収益を得ているインフルエンサーがいます。 1. 2021年10月時点では、NFTの売買益が事業所得なのか雑所得になるのか国税庁の見解がまだ出ていません。 1. 他人の作品で勝手にNFTの発行が可能であり、紐づけられたアートの作者が正規に発行しているのか証明する機能はなく、その証明には中央集権的なサービスを使わざるを得ません。中央集権的なサービスとは異なり、不適切なトークンの削除は技術的に困難です。

2021年10月29日17時00分 (JST)


Nalgami
《GreaterFool.NFT》
2021
NFT, pixel art, web site and contract document
Size-variables
Owned by: At least not by the NFT owner

I created an NFT which associated with a 24×24 pixel art and auctioned it on a major NFT market. This pixel art was made for $100 by crowdsourcing.
There is little NFT art which has a context as art in October 2021.
NFTs have become the Greater Fool Theory what everyone thinks someone will buy them for a higher price because neither sellers nor buyers understand how they work, and only prices bought and sold are news.
I am the founder of Skeb, the largest art commission service in Japan. After much consideration, I decided not to introduce NFT to Skeb.
Through the process of auctioning off the NFT which is a part of this work, I would like to point out the problems of NFT art and propose the use of NFTs as a part of art materials such as canvas and clay, instead of using them as containers to store meta-information of art.
It is my sincere hope that this work will become a topic of conversation and that everyone will gain a better understanding of NFT art, and that artists will adopt NFTs as new expressions of art rather than as investment products.

Issues 1. NFTs can prove the ownership of own, but can not prove the ownership or the copyright of art associated with them. 1. NFTs are not DRM(digital rights management.) NFTs contain a URL or a hash value of art and everyone can view art. 1. If a URL in NFTs is deleted, art associated with them may no longer be viewable. It is easy for buyers and bidders to manipulate prices and make insider tradings due to a lack of legal restrictions, no identification required, the fact that everyone can create as many wallets as they want and bitcoin-mixing services. 1. Some influencers claim that NFTs are a technology that returns profits directly to artists, but they order many art associated with NFTs to artists at low prices and get profits. 1. In October 2021, the National Tax Agency in Japan has yet to determine whether gains from the sale of NFTs will be considered business income or miscellaneous income. 1. Anyone can issue NFTs with someone’s work, and there is no way in NFTs to prove that the art creator and the issuer of the NFTs are the same. You will need to use centralized services for proof. It is not possible to delete inappropriate contents.

October 29, 2021, 8:00 AM (GMT)

僕(かねりん)の意見

なるがみ氏の批判は、ピントがズレています。
多くのクリエイターの方々が、新しい表現のカタチとしてNFTという新ジャンルに挑戦しているのです。
そんな彼らを「GreaterFool」(大馬鹿者)呼ばわりする作品を出すのは、第一にとても失礼だし、理解が浅すぎるし、的を得ていない。
GreaterFoolは、含みを持たせてはいるが、グレーターフール理論をして投資家サイドを揶揄してる意味合いもあるのかもしれません。
このNFTのイラストはクラウドソーシングで1万で描いてもらったと公言していますが、このクリエイターが用途を理解して受注したのかは気になるポイント。
みなさんは、どのように考えるでしょうか?
賛成でも反対でも、公開の場所で、声を上げませんか。

グレーターフール理論
英語 greater fool theory ( bigger fool theory )
もっと馬鹿理論。こんな高値を買うのは馬鹿かもなーと思いつつ、自分より後から買う「もっと愚か者」がいると思って、買い上がってしまう投資家の非合理行動の一つ。バブルが発生する要因の一つと言われる。まぁ、実際後から買う人がいるなら、別に非合理とも思いませんが、少なくともバリュー投資家にとっては非合理極まりない行動。
引用:http://kabu.muimi.com/k/column/2007/greater_fool.html

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