【国際ミートアップの内容を公開!】NinjaDAOのイケハヤ氏が海外に向けて語るCryptoNinjaの今後や海外展開について

日本発のジェネラティブNFTコレクションで最も成功しているCryptoNinja Partners(以下CNP)を販売し、海外のNFT投資家からも注目を集めるクリエイターコミュニティのNinjaDAO(ニンジャダオ)。
5月28日(土)の昼間に開催された国際ミートアップにファウンダーのイケハヤ氏(@IHayato)を招き、TwitterスペースでONIちゃん(@oni_cyan_nft)氏の司会進行のもと、海外からの質問に答えてきただきました!


CryptoNinjaとは

リリースされたNinjaたち(CryptoNinja公式ページより)

2021年9月、ファウンダー/マーケターのイケハヤ氏とクリエイターのリツ氏(@rii2_4)によって生みだされた日本発のNFTプロジェクトです。
また、NinjaDAOから発生したスピンオフNFTプロジェクト「CryptoNinja Partners」は、5月15日に22,222体を発売し、即日完売しました。

CNPの色とりどりなキャラクターたち(CryptoNinja公式Webページより)

このNFTコレクションの特異な点は高い熱量を持ったクリエイターが集うNinjaDAOコミュニティです。これだけ次々にプロジェクトを打ち出しているNFTコミュニティは日本はおろか、世界でも稀と言えます。
次に、そのコミュニティ運営の秘訣を深掘りします。


NinjaDAOが会社を作らない理由

NinjaDAOはビットコインやイーサリアムを参考にしており、株式会社を作らなくても発展していることをヒントに、誰でも商用利用できるキャラクターを作りました。
NinjaDAOは参加するための条件はなく、CryptoNinjaやCryptoNinja PartnersのNFTを購入していなくてもコミュニティのDiscordに入れます。
各キャラクターの設定を用意しているので、ガイドラインさえ守ってもらえれば、あとはクリエイターがキャラクターを自由にファンアートの作って売ってOK。
NinjaDAOはコミュニティの名前の通り、将来的には自律・分散的にワークする組織「DAO(ダオ)」を目指しており、「ここは、誰もが主役になれる里」を掲げ、NinjaDAOメンバーであれば誰でも企画立案することができます。
そして賛同が集まればクリエイター主導でどんどんプロジェクトが進んでいきます。
その内容は多岐に渡り、今やNinjaDAOファウンダーのイケハヤ氏も把握しきれないほどに成長・拡大しています。

NinjaDAOの主要なプロジェクト(CryptoNinja公式ページより)


従来の株式会社だと株主への利益還元を求められるため、利益をクリエイターへ十分に還元できないことが問題でした。
NinjaDAOはクリエイターを第一に考えているので、株式会社は作らないし、不要だと考えています。


海外展開について

現在は日本語でのコミュニケーションが中心のため、海外の人が入りにくい状況。
これからは海外の方も巻き込めるように、モデレーターも採用して英語でのコミュニケーションも注力していきます。
現在は日本のマーケットを中心に展開しているが、外国市場も重要視しています。
日本のクリエイターの力を借りて、①アニメ ②ゲーム ③漫画 のコンテンツを作り、海外へ展開します。

①アニメの制作

すでに本格的なビジネスとして始まっており、うまくいけばNetflixにも届くような作品を作っています。

②Play to earnゲーム

スマホゲーム「CryptoNinja Party!」を開発中。近日リリース予定です!

2022年6月5日からWLのgiveawawayも開始!

③漫画

クリエイターによる創作漫画がTwitterで公開されており、今後英訳されて海外でも展開される予定です。


CryptoNinjaのNFT購入者特典(ユーティリティ)について

①今後リリースされるNFTの優先購入権(WhiteList)

これまでに話したアニメやゲーム以外にも「CNP Jobs」というCNPのファンアートプロジェクトも動き出しており、そのNFTの優先購入権(WhiteList)がCNPホルダーに付与されます。

②NFTの開発を行っている限定チャンネルの入場パス

これまでNFTの開発はNinjaDAOのDiscordでオープンに行われてきました。
今もCNPの機能について活発に話し合われていますが、5/30(日)をもってCNPの開発を行ってきた「ジェネラティ部」はCNPオーナー限定のチャンネルとなりました。
CNPオーナーならそこに参加して、一緒にNFTの開発に関われます。


海外の方々に伝えたいこと

①日本のNFT市場は未成熟

日本のNFT市場は海外の約1%(※)の市場規模、予算規模だし、新しいNFTコレクションも出てきにくいです。
海外では1日に50を超えるジェネラティブNFTプロジェクトがリリースされていますが、日本では月に10個も出ない。
これから伸びてくる日本のNFT市場の中でCNPは日本一のプロジェクトなので、今後新たにNFTを買う日本人はCNPを買うと思っています。

(※)OpenSeaでの5月の取引高(USD)でいうと、全世界では約83,000ETHに対し、
日本のコレクションの5月の取引高は約1,400ETHで、全世界の1.7%程度。
参照元:d r@chen8 from Dune Analytics、MiinさんのJapanNFTRanking

②CNPにはエキサイティングな仕掛けがまだある

CNPはただ「購入して終わり」のコレクションではありません。
CNP総数はは4キャラクターで22,222体で上限が決まっていますが、今年の夏頃に5キャラ目が出る予定です。
「どのように5キャラ目を入手するか」が新しい試みになります。
1体手放す(Burnする)代わりに新しいキャラクターを手に入れることができる。
こういう仕組みを持ったNFTはおそらく世界初。
今後も新しい機能、新しいキャラクターを追加していき、NFTコレクション全体の価値も高まっていくと見込んでいます。


コラボやイベントの予定について

①海外プロジェクトとのコラボ

まだ詳しいことは明らかにされていないものの、韓国の有名なプロジェクトとコラボする話が進んでいます。
その他にも年内にいくつか話がでてくる予定なので、注目していてください。

②リアルグッズの販売やエアドロ

Tシャツやジャケットなどのリアルグッズの販売やエアドロはやる可能性はあるし、「誰かやっても良いですよ」というのがNinjaDAOのスタンス。
きっと誰かがやってくれるでしょう。

③オフラインイベント

第一弾として、NinjaDAOに貢献しているコントリビューター 100名を招いた東京・新宿でのオフラインのイベントを2022年7月末頃に予定しています。
2022年9月に1周年記念イベントも予定されており、海外へのMeetupの展開も考えています。
“BAYC(ベイシー)”を展開するアメリカの企業「Yuga Labs(ユガ・ラボ)」が開催するような大規模なフェスもやりたいことの一つ。
今は力不足なので、みなさまの力を借りて成長していき、いずれ開催することは計画に入っています。


Yuga Labs が開催したフェスの様子

国際Meetupを主催するAsiaverseファウンダーApesian(Atoza)のコメント

Apesian(Atoza):CNPの成功おめでとうございます。
CryptoNinjaの作品をAsiaverse NFT Hallに飾ることができたのはすごく素敵なこと。
これをきっかけに海外にもっと知ってもらいたい。
CryptoNinjaを海外にも広めるにあたり、どのようなメッセージを伝えたいですか?

Ikehaya:NARUTOやポケモンなど、世界中で受け入れられ、誰もが知っているキャラクターを日本が生み出してきたのは誇らしいこと。今は日本の力が落ちてきているが、日本からもう一度ポケモンのように世界に受け入れられるキャラクターを創り出していきたいという壮大なチャレンジをしています。

Apesian(Atoza):よくわかりました。投資家にNFTでできることの可能性を示せる稀有なプロジェクトだと思うので、とても期待しています。
今回聴きに来ているAnoさんもきっとインドネシアでCryptoNinjaの素晴らしさを伝えてくれると思います。
今後の活動も楽しみにしています。


MediaDAOファウンダーかねりんのコメント

かねりん:NinjaDAOは今日本でめちゃくちゃ勢いのあるプロジェクトですが、海外のNFTの文化とは違う育ち方をしていて、とても面白いなと思っています。
ここにいる僕と、ApesianがNinjaホルダーなんですが、 それが縁で一緒にビジネスをするようになりました。
NinjaDAOはそんな素敵な場でもあります。オリジナルのNinjaは数が少なくて中々買えないけれど、CNPなど(数の多い)ジェネラティブのコレクションが出てくるので、NFTを買うことによってNinjaの仲間になれる。気になる人は是非NFTを買って仲間になりましょう。


まとめ:日本最強のコミュニティ有するNinjaDAOから今後も目が離せません!

これまでのIPビジネスを根底からひっくり返す手法で日本で確固たる地位を築きつつあるNinjaDAO。
そのスピードと実行力の源となっているのは、日本最大にして最強の人材が揃うそのコミュニティです。
プロジェクトの議論がオープンになっているので、リリースされるまでのプロセスを一緒に見たり、参加できるのはすごくワクワクすることですね。
これからいよいよ海外に向けて、さらに活動を加速させていくことを今回のミートアップで強調しており、今後最も楽しみなプロジェクトの一つであることは間違いありません。

足立 陽介編集長

投稿者プロフィール

Web3のイベントやセキュリティ記事を中心に執筆してます。
・のぶめい著「Web3.0の教科書」英訳
・IVSサイドイベント「SunnyNFTCafe名古屋#003」にて「トークンエコノミクス」セッション登壇
http://lit.link/Enamichi1

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