日本のNFTマーケットにとって嬉しいニュースが飛び込んできました。
関口メンディー(EXILE)は30日、自身のツイッターを更新し、イケハヤ氏のNFTコレクション「CryptoNinja NFT」#014 を落札したことを報告した。落札価格は4ETH=約120万円(※訂正 0.7ETH=約21万円)
ついに!!!CryptoNinjaが僕のところに!
嬉シンディー!!
ワクワクが止まらない!Check out this account on OpenSea https://t.co/mRjXuNz1ho @openseaより
— 関口 メンディー (@mandy_s_mandy) September 30, 2021
関口メンディー氏に CryptoNinja NFTを買った理由を直撃
関口メンディー氏は、なぜ CryptoNinja NFT を買ったのでしょうか。
その理由や、NFTに掛ける想いを取材しました。
-編集部「まず、CryptoNinjaを買った理由を教えて下さい。」

メンディー氏「イケハヤさんと、CryptoNinjaの哲学が好きだからです!!」
-編集部「そういえばメンディーさんは、イケハヤさんのVoicyのプレミアムリスナーになっているそうですね。何がキッカケでプレミアムリスナーになったのですか。」

メンディー氏「以前からイケハヤさんのVoicyは聴いていたんです。最近はNFTの話が多くなってきて、プレミアム限定でもNFTの話題をたくさん話している様子を見て、プレミアムリスナーになりました!!」
-編集部「NFTに注目したキッカケは何だったのですか。」

メンディー氏「最初に注目したキッカケは「The Weekndが曲をNFTにしたらしい」というグループ内での会話でした。あとは、Voicyでいつも聴いているイケハヤさん、マナブさんが最近NFTについてよくお話されていたので、どんどん興味が沸いてきたんです!」
-編集部「今回購入したCryptoNinjaを使って、何をしたいですか?」

メンディー氏「CryptoNinjaは、ある種のコミュニケーションツールになると思います。自分がまだ出会ったことのない人たちと繋がっていきたいです!」
-編集部「今後は、どのようなNFTを購入していきたいですか?」

メンディー氏「もともとアート作品が好きなので、自分の感性に合うようなものをアーティストさんを応援する意味も込めて購入していきたいです。あとは音楽のNFTなども購入してみたい!」
-編集部「世界で最も人気のあるNFT「CryptoPunks」は購入しないのですか?」

メンディー氏「正直、めちゃくちゃ欲しいです!!」
-編集部「最後にひとこと、読者にメッセージをお願いします」

メンディー氏「NFTを所有することでわかる、新しい世界に興奮しています!!ただ、まだ日本のNFTの市場は小さいと言われています。海外と同じようにアートや音楽、スポーツなどがNFTと掛け合わさり、盛り上がっていく未来が見たいです!!微力ですが、その架け橋になれたらと思っています!」
関口メンディーさん、お忙しい中ありがとうございました!
CryptoNinja 制作者のイケハヤ氏、メンディーさんの購入を歓迎
一方「CryptoNinja NFT」の制作者であるイケハヤ氏もTwitterで歓迎の意を表しました。
https://twitter.com/IHayato/status/1443378512975392774
イケハヤ氏、今後のNFTマーケティング戦略を語る
今回、関口メンディーさんが CryptoNinja NFT を落札したことについて、制作者のイケハヤ氏はどのように受け止めているのでしょうか。そして今後のCryptoNinjaのマーケティング戦略はどのようなものなのか。
取材しました。
-編集部:「関口メンディーさんがCryptoNinjaを落札したことは、日本のNFT業界にとってどのような意味を持つのでしょうか?」

イケハヤ氏「CryptoNinjaにとって、そして国内NFT業界にとって、これは非常に大きな意味がある一歩です。海外では先んじてセレブリティがNFTを購入し、そのたびに大きな話題が生まれ、新しいユーザーがNFTに惹きつけられてきました(昨日もマシュメロさんがBAYCをアイコンにして話題になっていましたね)」
-編集部「マシュメロさんがBAYCをTwitterプロフィールアイコンにしたことは、海外ですごく話題になっていました。セレブがNFTを買うことは、NFTマーケットにとって重要な意味があるのでしょうか?」

イケハヤ氏「セレブリティの力は、非常に大きいです。彼らがNFTへの情熱を語ることで、数万人、数十万人のNFTバイヤー、そして数千人のNFTクリエイターが参加してくれるはずです。」
-編集部「今後、セレブリティ層にNFTマーケットを拡大していくための戦略は何かありますか?」

イケハヤ氏「今回の”事件”のおかげで、CryptoNinjaシリーズは、国内NFTコレクティブルにおける「ハイブランド」に一歩近づきました。
これは海外では、CryptoPunks, BAYCが獲得している地位です。日本には、無論このポジションのNFTはまだ存在しません。コレクションの創業者として、有名海外コレクターを含む、さらなる大物へのアプローチを進めていくつもりです。」
-編集部「なるほど、楽しみです。そんなCryptoNinjaシリーズですが、今後は供給ペースを落とすという話が出ていますね。」

イケハヤ氏「はい。今は1日1体リリースしていますが、これを2日に1体とか、一週間に1体とかのペースに調整していこうかなと考えています。」
-編集部「リリースするペースを落とすわけですね。それは、どういった意図があるのでしょうか。」

イケハヤ氏「まだまだ日本にはバイヤーが少なすぎます。需要と供給のバランスで、供給が多すぎると値崩れを起こす可能性があります。毎日、日本のNFTマーケット規模をよく見ながら調整していくつもりです。」
イケハヤさん、お忙しい中どうもありがとうございました。
CryptoNinja NFTの今後の展開
イケハヤ氏のインタビューにもあったとおり、CryptoNinjaは、日本のCryptoPunksの地位を狙っています。
それを実現させるために必要な要素は、まずは日本国内でしっかりと地位を確立することでしょう。
地位を確立するためには、2周ほど先行している海外のNFTマーケットがヒントになるでしょう。
つまり、一部のギーク層だけで盛りあがっていてはダメで、広く一般層にリーチしていかなければならない。
そのために、セレブリティ層へのリーチが非常に重要であるということですね。
イケハヤ氏が述べていたように、今後は忍者の供給量が絞られて、ますます手に入りにくい状況になっていきそうです。
イケハヤ氏のNFTマーケティング戦略を聞いて感じたことは、たとえ今人気のNFTアーティストであっても、マーケット規模が小さいうちに作品を出し過ぎてしまうと、価格が崩壊してしまう可能性があるということ。
NFT出品しているアーティストさんは、作品を作り出す能力の他にも、マーケティング力、プロデュース力が必要と言えましょう。
NFT市場で成功することは、想像以上に厳しい世界なのかも知れませんね。
今後もNFTマーケットに注目です。