実際の医師による、インターネット上の仮想空間でのクリニックがオープンしました。
これは、メタバース空間でお悩み相談や、自助グループ、座談会等を開催するサービスの事。
これの最大の特徴は匿名で、そして無料でこのサービスを受ける事ができるという点です。
メタバースだからこその匿名性
メタバースクリニックではその名の通りメタバース空間内のクリニックです。
このクリニックを利用するには、VRChatという無料プラットフォームをインストールする必要があります。
VRデバイスによって360°の臨場感のある空間を体験できますし、
VRデバイスを使わずにパソコンから参加することもできます。
そこではアバターでサービスを受けるので、本名を公開することはありません。
つまり、誰がどのような悩みを持っているか特定することができないのです。
対面や通話など、個人が特定される状況で悩みを打ち明けること、なかなかできない人が多いのではないでしょうか。
このメタバースクリニックでは匿名ですので、悩みを打ち明けるというハードルがグッと低くなります。
なぜ無料なの?
自助グループや座談会などはYouTube等にコンテンツとしてアップされます。
参加者に事前に同意を得たうえで、動画配信時にはプライバシーに配慮し、汎用アバターを利用したりニックネームを非表示にしたり、声を加工したりして個人を特定できないようにしてくれます。
それでも会話の中から個人が特定されそうな場面があるときは編集でカットしてくれますので、安心ですね。
メタバースクリニックの仮想空間上に企業広告を表示したり、コンテンツとしてアップしていくことで広告効果を高め、企業スポンサーから収益を得て運営していくようです。
実際に開催された座談会の様子はこちらです
主催者紹介
このメタバースクリニックの主催者(kohekohe氏)は
株式会社comatsuna代表取締役
精神科専門医
元麻酔科専門医
日本医師会認定産業医
という現役の医師の方です。
現役の医師が様々なテーマに沿って自助グループや座談会を開催してくれます。
kohekohe氏のブログはこちら https://note.com/metacli/n/n74c5ee7b5834
メタバースクリニックのHPはこちら メタバースクリニック | メタバースで始まる新しい「つながり」のカタチ (metaverse-clinic.jp)
出典元