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ヒヨコロの手数料研究室

Pie(パイ):クレジットカードでNFTを買う時の手数料

おはようございます、手数料研究家のヒヨコロです。🐤

タイトル画像はMidjourneyで作ってみました。いろいろ試してみましたが「nft」や「opensea」などのワードではなかなか思うような画像が作れず、最終的に「artworks credit card」というワードからできたこの絵を採用しました。もう少し使いこなして、今後はMidjourneyで思いどおりの画像をがんばって作っていこうと思っています。(課金コースかな…)

NFT購入代行サービス「Pie(パイ)」

さて本題です。8月16日、クレジットカードでOpenSeaのNFTが買えるサービスが始まりました。「Pie(パイ)」という日本のNFT購入代行サービスです。運営は株式会社XYZ

試しにCNPのページを見てみます。

おぉ、日本円が表示されています。8万円ですか、日本円で表示されてしまうとすごく現実味をおびて高く感じてしまいますね。CNPって一枚これくらいの価値があるんだ。

ただ、この表示額はガス代を含めたコミコミの金額ということで、すごくわかりやすいです。

このCNPはOpenSeaで売られているものなので、OpenSeaでも見ることができます。

0.33 ETH=$538.49=73,665円(2022年8月20日10時現在のレート1$=136.8円で計算)です、あとOpenSeaで買う場合はガス代がかかるので、この時点のガス代およそ$1として(参考:7 Gwei | Ethereum Gas Tracker | Etherscan)約73,800円。

同じNFTを買うのに、Pieでクレジットカードで買うと13.4%割高になりますね。この割合は、5%から15%くらいの間で変動するようです。

これまで、NFTを買うには次の手順が必要でした。なんとも長い手順です。

  1. 暗号資産取引所への口座開設
  2. ウォレットアプリ(メタマスク)のインストール
  3. ウォレットの作成(シードフレーズのメモ)
  4. 銀行から暗号資産取引所へ送金
  5. 暗号資産取引所でETHを購入
  6. ETHを自分のウォレットに送金
  7. (ものによってはWETHに交換する必要あり)
  8. OpenSeaにウォレットを接続
  9. 購入!

これがPieだと、次のとおりですから、とても簡単になります。

  1. Pieに登録
  2. メタマスクのインストール
  3. シードフレーズのメモ
  4. 購入

ただし、明らかに自由度は少ないです。例えば買ったNFTの売却代行サービスはありません。自分で売ればいいのですが、ガス代として少量のETHがないと売る方法は限られてしまいますし、自分で売ることができるユーザーはそもそもこのサービスを利用しないのではないでしょうか。

現段階で、NFTを投機目的”以外”のところで始めようと考える人は少ないと思います、だからこのサービスは投機目的の人を対象とはしていないはずです。そう考えると、このサービスが狙っている顧客層がどのあたりなのか非常に気になります。

例えばフクロウや木などの画像に魅力を感じて/かつ暗号資産のしきたりに明るくなくて/そして300万円のカード限度額を持っている資産家で/購入代行に5%~15%の手数料を支払っても構わないと考えていて/そして売って利益をあげようと考えていない人がターゲットになると思うのですが、そんな人が日本に1人でもいるのでしょうか。

ちなみに#6382の価格はOpenSeaでは13.8 ETH=$22,381=約306万円なので、Pieと比べると6.6%くらい割安ですね。高額だと手数料の割合が低くなるんですね、といっても額としては21.6万円くらいです。

現在、Pieで購入できるNFTコレクションはすごく限られていて、8月20日現在、「The Potatos」はじめ27のコレクションが取り扱いされています。ほとんどがOpenSea公認のブルーバッジがついている作品ですが、例えば「Stepn Shoeboxes」や「edo2022」「NOT A HOTEL」などブルーバッジがついていなくても日本人に関心が高そうなコレクションは取り扱いをしています。

(OpenSeaでブルーバッジがついているのに、Pie上ではそう表示されていないコレクションもあるようです。OpenSeaで盗品として報告されているものが売り出されていたり(⇒参考)、もしかしたらリアルタイムでOpenSeaからの情報が拾えていないのかもしれません。このあたりは要注意です。)

Pieの手数料は高いのか?

さて、およそ5%~15%というPieの手数料は高いのでしょうか。言いかえると、Pieの運営は高い手数料をとってぼろ儲けしているのでしょうか。

既存のNFT愛好家の大半からは「フフッ…高すぎるよ」「情弱相手の商売乙」と鼻で笑われそうなサービスですが、ちょっと考えてみるとそんなに高くないと思います。仮にクレジットカードの加盟店手数料が5%だとしたら、

  • moonbirds:320万円 * 5%=16万円がカード会社への手数料⇒利益は5万円程度
  • CNP:8.3万円 * 5%=4,150円がカード会社への手数料⇒利益は5,800円程度

になります、界隈で考えられているイメージとは違ってかなりPie運営の利益率は小さいと思いませんか。おそらく事業としてギリギリのところなんだと思います。

さらに、web3ウォレットの扱いを理解していない/慣れていない人の対応に消耗してしまうことが容易に想像できてしまいます。だから、Pieのようなサービスはブロックチェーンの基礎知識の教育とセットにすることが必須で、それを考えるとバイナンスの「バイナンスアカデミー」は素晴らしいコンテンツだし、日本の暗号資産取引所の教育コンテンツも素晴らしい取り組みだと考えています。

僕個人としてはとても複雑な思いがありますが、それでも同じ「ブロックチェーンのすそ野を広げる」という立場からは、たいへんな苦労だと思いますがともに頑張りたいなと思います。

まとめ

  • Pieのサービスにかかる手数料は5%~15%
  • クレジットカードの手数料をひくとPie運営の取り分は少ない
  • しかしどの顧客層にうったえかけられるかは未知数であり注目すべき
  • Pieには売却代行のサービスはない(結構大事)

ユーザー目線ではけっこう高い手数料ですが、運営の利益は薄く、これでもギリギリのラインです。手間が省けて安全にNFTを入手できることにこれだけの額の手数料を支払う価値があると考える人がどれだけいるか、今後のweb3の発展にもつながる注目サービスだと僕は考えています。

というわけで今日の内容は以上です、何かのお役にたてるとうれしいです。

それではまた、DeFi~(@^^)/~~~

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