マクドナルドとパネラブレッドがメタバース内の仮想レストランの商標を登録申請

マクドナルド

米国の大手外食によるメタバースへの進出がすすんでいます。
大手外食チェーンであるマクドナルドとパネラブレッドが、メタバースにおける仮想レストランの構築やその他のデジタル資産の販売について商標登録を申請しています。

マクドナルドの申請件数は10件

マクドナルドは合計10件の商標を出願しています。仮想の食品・飲料製品。アートワーク、テキスト、オーディオ、ビデオファイル、NFTを含むダウンロード可能なマルチメディアファイルなどの申請のほか、「実際の商品と仮想の商品を特徴とする仮想レストランの運営、宅配する仮想レストランのオンライン運営 」も申請しています。

https://tmsearch.uspto.gov/bin/showfield?f=doc&state=4808:zprxdq.2.2

パネラブレッドは「Paneraverse」を申請

パネラブレッドの商標登録は、仮想の飲食物の商取引を容易にするためのNFTと、メタバース内でそのトークンに利用するためのプログラムに関するものです。また、「Paneraverse」というブランド名のもと、バーチャル・レストランやデリバリー機能を提供していく予定です。

今回の申請の目的

弁護士のJosh Gerbenが、この出願について最初にツイートしました。

adidas Originals、Prada、Gapなど多くの企業がメタバースでの商品販売に関心を示しています。しかし、外食産業はこの分野への参入が遅れています。ユーザーが仮想の食事体験をどのように楽しめるのかがまだ明確でないためといわれています。

これらのレストランが、メタバースにおける自らの知的財産の利用について商標を申請しなければならない理由について、Gerben氏はThe Blockの取材に対して、次のように語っています。

「商標登録は、企業が過去に申請した商品やサービスに限定されます。新しい技術の出現に伴い、企業が提供しようとする新しい商品および/またはサービスに関連する保護を明確にするために、新しい商標を出願することは一般的です。とはいえ、現実的な観点からは、マクドナルドの既存の商標によって、誰かがメタバースでマクドナルドを開くことはできないでしょう。マクドナルドが行っている新たな出願は、必要な場合に商標を行使するためのあらゆる手段を確保する『ベストプラクティス』に過ぎません。」

出展:
McDonald’s and Panera Bread file trademarks for virtual restaurants in the metaverse

NFT NEWS Japan 編集部

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