日本発 忍者のNFTイラスト「CryptoNinja」 なぜ200万円の値が?

ただの忍者のイラストが、一週間で0円→200万円に!?

いま、NFT界では何が起きているのでしょうか?

国産のNFT市場規模はまだまだ非常に小さいです。
しかしそんな中、高値で売買される日本発のNFTがあるのです。

それは、 『CryptoNinja NFT』というコレクション。
2021/9/20にスタートしたばかりですが、Openseaでリリースした直後から多くの人々の注目を集め、発売7日目にして販売総額が200万円に達したことでにわかに話題になっております。

コレクション一覧 >> CryptoNinja NFT – Opensea

こちらは、仮想通貨投資家のイケハヤさん(@IHayato)がリリースしたコレクションです。
イケハヤさんは、プロのマーケッターでありインフルエンサーでもある方で、現在は仮想通貨の専業投資家をされています。

どのようなコレクションなのか?

忍者をモチーフにしたキャラクターのイラストのコレクションです。
全50体からなるコレクションで、キャラクターそれぞれに見た目だけでなく様々なステータスが振られています。


イラストの特徴は、ピクセルアートではなくプロのイラストレーターさん(@rii2_4)が1点1点手書きで制作されたものだということ。
ピクセルアートと違って、多彩性に富むことが特徴です。

1体目が発売されたのが2021/9/20
買い手は、基本的にオークション制で決定されますが、
イケハヤ氏曰く「必ずしも最高額入札者に譲り渡すわけでは無い」とのことです。
OpenseaやTwitterのプロフィールを念入りにチェックして、「この人ならこのプロジェクトを一緒に盛り上げていけそうだ」と思った人に忍者を売り渡しているとのこと。
現にイケハヤ氏から、パンクな若者に無料でプレゼントされた例もあります。

面白いストーリーですね。
当然最初は無価値で0円のタダのイラストだったわけですが、それが6日後、いくらで取引されているかというと…

10体目のこちらの忍者のイラストには、3ETHの入札が入り、落札されました。
当時の時価で3ETH=$8821 約90万円です。

執筆時現在、11体の忍者がリリースされていますが、販売収益は既に200万円を超えたとのこと。

なぜ、高値で売れているのか?

「どうしてこんな忍者のイラストを100万円で買うの?」
「頭おかしいんじゃないの?」
Twitter内には、そういうコメントも多数あります。
無理もありません。そう思う人は少なくないでしょう。
さすがにここまでの価格高騰は、仕掛け人であるイケハヤさん自身も「想定外だった」と言っており、驚いていました。

では、どうして高値で取引されているのでしょうか。
様々な要因が考えられますが、わかりやすいところですと、

  • コレクション性の高さ
  • 希少性の高さ
  • アバターに使えるファッション性
  • イケハヤ氏のマーケティングへの期待感の高さ
  • Ninja DAOへの期待感
  • コミュニティへの所属欲求
  • イケハヤ氏自身のインフルエンサー力をフル発揮

このような要素があると考えられます。

要するに、この忍者のイラストに高値がつく理由は、買う側が単なるイラストとして見ているわけではなく、その先にある何かへの期待値が大きいからだと考えたほうが納得がいくのではないでしょうか。

実際、この忍者シリーズを所有するオーナーには、将来的に次のような特典が付く可能性があります。

  • 忍者シリーズを所有する人達だけが入れるコミュニティ「Ninja DAO」への参加権
    (※既にDiscord上に立ち上がっています)
  • メタバース空間でのアバターとして使用できる
    (ゲーム化されたときにキャラとして使用できる)
  • Twitterのプロフ画像にNFTを使えるようになる
    (真性の所有者以外は設定できなくなる)

このほかにも、専業の仮想通貨投資家でありプロのマーケッターであるイケハヤ氏だからこその、様々な付加価値が付け加えられる期待感も高いのだと思います。
未だ不透明な未来に対する期待値の現れが、1体100万円もの値を付けるのだと考えられます。

Ninja Dao(コミュニティ)が スタート

CryptoNinja を持っている人のための無料コミュニティが既にスタートしております。
現在、参加者は550名を超えており、国内最大のNFTコミュニティになる勢いです。
コミュニティは「Discord」というサービス上で展開されていて、次の手順で入れます。

①↓フォロー
@CryptoNinja_NFT

②↓無料の忍者コミュニティに参加
https://discord.gg/2RVMH6pGBd

世界には、もっとすごいNFTがある

世界で最も人気のNFT「CryptoPunks」(クリプトパンクス)
日本人で、CryptoPunksのオーナーは数人いるかどうかだと言われています。
先日、イケハヤ氏が約3000万円で購入して話題になっていました。
ちょうどアイコンにされているものですね。

次いで、ブロガーのマナブ氏も購入していました。

次いで、パチューチャイ氏も購入。

なぜこんなピクセルアートに何千万もの値が付くのか。
意味不明な人が大半だと思います。
買われた理由については、イケハヤさんのツイート見て頂ければ説明されております。
強引に要約すると、世界最古のコレクティブNFTだからだ、というところに集約されるかと思います。

動きの速いNFT業界をウォッチする難しさ

NFT界隈は、動きが非常に早いです。
値動きが激しいという意味もありますが、進化のスピードが速いです。
現在、様々なプロジェクトがあらゆる場所で素早く立ち上がってリリースされています。
感度の高い人達は、時代に乗り遅れまいと必死の様相を呈しています。

当メディアでは、NFTを気軽に楽しみたい方々のために、日本のNFTの”今”を要約してお届けして参ります。
イケハヤ氏の手掛けるCryptoNinjaについても、今後定期的に最新情報をリリースして参ります。
要チェックです!

かねりん代表取締役/創業者

投稿者プロフィール

Web3業界を幅広くリサーチし分析を行っている。
2017年頃から暗号資産業界に通じ、国内外でWeb3関連プロジェクト・イベント等を多数手掛ける。
各種SNS、Voicy、メールマガジン、オンラインサロン運営等を通じてWeb3に関連する情報発信を毎日行っている。

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