メタバースと現実が交差する体験、体験型NFTアート展が渋谷で開催!

一般社団法人日本ベンチャーカンファレンスが運営する「Tokyo Venture Conference」が、デジタルハリウッド大学出身のクリエイティブチーム「いたずらクリエイティブ集団URO」と共同で、体験型NFTアート展示「産声~生命をアートに~」を、2022年4月21日(木)から4月24日(日)まで渋谷区役所(旧)第二美竹分庁舎で開催しています。
 日本国内におけるNFTアートの価値を理解するきっかけをつくるために、インタラクティブな体験ができるリアル展示を企画。来場するとまず自分自身の顔情報をスキャン。その場で顔情報をもとにデジタルアートが生成される様子を体験できます。

イベントの概要

会場はコロナのワクチン接種会場も兼ねていて、少し緊張しながら入場。
まず、会場に入ると受け付けで自分の顔情報をカメラでスキャンされます。
何が起こるんだろうとドキドキしながら、病院のような廊下を進みます。


少し進んだ先に、展示スペースがあります。
そこでは、いくつかのサナギのようなものが投影されていて、その中で人のようなものが動いています。
実はこの人のような生き物の顔は入場時にスキャンされた自分自身の顔をもとに作られているそうです。
まるで、自分が、身動き取れずに、その場で、もがいているようです。

そのうちのひとつに触れると、なかの人らしきものが動き出します。

少しすると、サナギの部分が割れて、なかにいる人に羽が生え、成虫になって、どこかに飛び去ります。
自分の孵化の瞬間を、外から見るという不思議な体験です。

なお、この動画や画像は、会場でメールアドレスなどを登録しておけば、後日NFTとして購入することも可能とのことです。

現実とNFTアートとメタバースとの融合

今回のイベントでは、現実のスキャンした自分の顔の写真をもとに作成したデジタルアートが、NFTアートになっています。これはすなわち、自分の身体の一部をNFT化して、そのままメタバースに持っていくこともできるということになります。
メタバースにサナギが大量に吊るされている様子を想像しながら、現実とNFTアートとメタバースが、地続きでつながっていることを実感させられる体験でした。

今回は顔の画像に関するものでしたが、将来的にはさらに多くのデータを持たせることが可能とのことです。
たまたま、展示の説明してくれた方が、サナギのボディの動きを担当したそうで、彼の動きをもとにもがいたり、孵化したりしているのとことでした。
そんな、目の前の彼からの説明を聞きながら、彼の身体を借りて、私の体の一部(顔の画像)が、デジタル生命体として動いているのは、なんとも不思議な感覚でした。

これから現実世界での生活がメタバースに移行が進むと、もっと人間は自由になれるかもしれません。今回は、たまたま彼が提供してくれた動きに私の分身が宿っていました。これがさらにダンスや運動選手の動作など、様々な動きもデータとしてメタバースに持っていけるのなら、その可能性は計り知れません。また、マトリックスのように動きさえダウンロードすれば、飛行機の運転もできたりするかもしれません。
NFTアートを活用して、自分の個性を生かしながら、運動能力の優劣、障害の有無、年齢の差などを気にせず、ありたい自分でいられる未来が、もう目の前にあるのを感じさられるイベントです。

【イベント概要】「産声~生命をアートに~」

<開催日時>
4/21(木) 一般 11:00-18:00
4/22(金) 一般 11:00-18:00
4/23(土) 一般 11:00-18:00
4/24(日) 一般 11:00-17:00

<開催場所>
渋谷区役所(旧)第二美竹分庁舎 2階
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目18−21
地下鉄渋谷駅から徒歩2分

<入場料金>
無料(予約必須)

<予約>
https://peatix.com/event/3223161/view

<体験時間>
約15分

<共催>
いたずらクリエイティブ集団URO
Tokyo Venture Conference

<会場提供>
渋谷区

出典:
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000013.000081023&g=prt

NFT NEWS Japan 編集部

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